ランとナナのお見合いシーンをドキュメント風に書いてみました。
犬好きの方に捧げます。
ラン。7ヶ月になる柴犬の女の子です。
パパは、昨年天城ハイランドに越して来たWさんです。このWさん、今でこそ4畳半のミニログ住まいですが、いずれご自分の敷地内の樹齢40年の檜で、ログハウスを建てようという壮大な野心を抱いています。
ランがまだ2ヶ月のとき、Wさんが新しいパパになりました。初めてこのミニログに来たときは、片手の平に乗るほどちっちゃかったんです。
ナナも、ママのAさんと一緒に、昨年天城ハイランドに越して来ました。
ナナは、今月で1歳7ヶ月になる、少し柴犬が混じっているまっ白い雑種です。以前住んでいた大都会では、ナナの吼え声がうるさいって近所から苦情があって、親子?してひっそりしていたそうです。
ここ天城ハイランドでは、たとえナナが思いっきり吼えても、ず~と先のお隣の家まで、声は到底届きそうにありません。でもナナは、今ではたまに嬉しいときにしか吼えなくなっちゃいましたがね。
越して来たばかりのときは、親子で朝夕散歩を欠かしませんでした。でも、実は最近、ママのAさんは少しお散歩疲れです。なにしろ、1回2時間、毎日4時間、雨の日も風の日もなんですから。
ある日、ナナがランとお友達になったら、ママが楽できるぞ、ってアイデアを思いついた管理事務所が、ふたりの仲人をしました。仲人っていってもメス同士なんですが。
はじめは、お互いクンクンし合ってました。ランがときどきウ~ッと小さな唸り声を上げます。ランって、意外と気が強いんだね。でも、ナナは平気でランのお尻の臭いを嗅ぎだします。
ランは、これ見よがしにパパにすり寄ります。「これ、俺(いや、わたし、かな?)んだぞ。」でも、ランのレーダーは、ばっちりナナに向けられています。
ナナが、ランのパパになでなでしてもらいに、にじり寄って行きます。意外。ランは平気を装っています。「まあ、ちいっとくれえならええか。」ラン。えらいぞ!太っ腹。
ようやく、ランからナナにお顔ぺろぺろの正式な仁義切りがありました。よかったぁ。
そのあとの、深~い森の中でのふたりの鬼ごっこは見ものでした。犬のダッシュって、すごいですよ。都会ではぜったいできないことでしょうね。ラン&ナナ、天城ハイランドに越して来て、ほんとうに良かったぁ。
ナナのママも、これからちょっと楽できると良いですね。おしまい。
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