朝10時頃、池に行く枝道の駐車場周辺には約10台の車が止まっていました。人間も大分盛り上がってきています。長靴に履き替えて、勇躍、坂道を降り始めて100m。ところが携帯が鳴って事務所からの緊急通報。予約なしのいきなりお客様がお見えになられたとか。
やむなく、急遽折り返して軽トラを疾駆させ事務所に帰還するはめになってしまいました。
そこで、午後から再挑戦。午後は、さすがに駐車している車は他1台だけでした。
古い卵はどんどん黄色くなっていきますから、真っ白なやつを探します。
お目当ては、泡の中のカエルです。
おお、1本の幹を上っていくオスカエルがいました。その先を見ると、数匹のオスがたむろしています。さらにその先の小枝には、メスがいそうなんですが…葉っぱに隠れてこちらからはよく見えません。
そこへ、先客のおきれいな女性が現れました。
「この先に、オスが押しくら饅頭状態の卵がありますよ。」
との情報。カエルが好きなひとはいい人なんだ、なぞ勝手に決め込んでついて行くことにしました。
ありました!
まさに泡の中に下半身を入れたオスが数匹じ~としています。岸から枝にカメラを向けると逆光で真っ黒な映像になります。そこで、長靴が最大の武器となりました。ぐちゃッ、ずぼ~とたちまち長靴ぎりぎりまで沈んで身動きできません。えいや!パシャ。
なんだか、あ~あいい湯だな、ってふうにも見えちゃいますね。
でも、素朴な疑問。
同じ卵の泡から生まれたおたまじゃくしは、みんな異父兄弟なんでしょうか。それとも、人間と同じで一番強いお父さんの子供だけなんでしょうか。
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