
Yさんとコロ
Yさんは、重症の花粉症でした。
でした、と言うのは天城ハイランドに暮らすようになってから完治してしまったからです。花粉症って軽症から重症まで6段階あるんだってこと、Yさんから初めてお聞きしました。当然、Yさんは最重症の6でした。花粉の季節になると、肌は湿疹だらけで赤くただれ、くしゃみ止まらず鼻水垂れ流しで仕事どころではないほどだった、そうです。
なぜ、花粉症が天城ハイランドに来て治ってしまったのか、その原因は分かりません。だって天城ハイランドは杉檜のうっそうとした森の中にあって、しかも、Yさんは一日中マスクをして家の中に閉じこもっている訳にはいきません。なにしろ、毎朝毎夕犬と猫の(ハードな!)散歩の日課があるのですから…。
ところで廻りを見渡すと、天城ハイランドにはいる、いる、オレも、オレもって花粉症が治った人だらけです。当然のことですが、天城ハイランドの花粉の量は都会に比べて数倍あるいは数十倍多いことは想像できます。では、花粉の質が違うのでしょうか。花粉は田舎では良い子だったけど、都会に出かけてスモッグ などの有害物質にそそのかされて非行化したのでしょうか。
Yさんにその原因を聞いてみました。
(Yさん談)
私の生活が東京から天城ハイランドに来て変ったことって言えば…食べてるもんは変わらないし。でも、水は美味しいよね。そう、やっぱ、大きいことは仕事から離れたことかな。肩肘張らないでいれるって良いよね。健康にはこれが一番だね。
天城ハイランドの一日って、犬猫の散歩(犬にはぐいぐい引っ張られるんで、ハ~ハ~ゼイゼイ息も絶え絶え。これって花粉思いっきり吸ってんだよね。)か、誰かと出会いがしらの立ち話、よそん家に行ったりですぐ暮れてしまうし、早いよね。だから、晴れた日はほとんど外にいて顔も日焼けして真っ黒。花粉症治ったことってこんなことしか思いつかないんだよね。花粉症には、花粉の出来立て新鮮なやつをいっぱい吸えば、かえって良いのかね?
(余談ですが♪、Yさんちには犬が4頭、猫が10匹同居しています。犬はさておき、Yさんちの猫の散歩っておもしろいんですよ。猫たちは、Yさんの奥さんを中心にして、まるでゴムひもでつながれているように30mくらいの距離をぐるぐる回りながら、奥さんの歩く方向に進むんですよ。)
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