ギャー!
6月4・5日は、稲取の「天下の奇祭」と言われるどんつく祭りでした。
あいにく、台風が伊豆七島をかすめたための悪天候で、海上に浮かべた船から打ち上げる、恒例の海上花火大会は中止となりました。
でも、雨は夕方には止んで、なんとかどんつく祭りは始まりました。この祭り、何と言ってもご神体が写真のとおり、お○ン○ンなんで有名です。
つるし雛
お祭りの始まる前、稲取の町を探検しました。稲取は、(伊豆のどの町もそうですが。)古い町並みなんかが残ってはいません。その代わり今では、雛祭りの時期だけでなく、年中つるし雛を下げている商店が増えてきて、稲取のまちあるきってなかなか楽しいんですよ。
芸者衆の舞台
パレードには少し早かったので、賑やかしい音につられて行き着いた先には、芸者衆の舞台がありました。(おそらく…)三味線の上手さより若さが優先されるのでしょう。若芸者の後ろでひっそりしている老芸者が、小説風の温泉町の旅情を誘います。
笑福面踊り
行列の先頭は、笑福面踊りです。福笑いを染め抜いて、目だけ切り取った手ぬぐいを被った、怪傑ゾロみたいなおばさんたちが、阿波踊りに似た軽快なテンポ のおはやしに合わせて踊り歩きます。おばさんって、手ぬぐいを被るとなんだか、全員美人に見えてしまうのが…不思議です。
おとこみこし
さあ、メインイベント。おとこみこしの登場です。虎?の威を借りる子猫のように、おじさんたちはなぜか元気一杯です。わっしょい、わっしょいという掛け 声はありません。しずしずと、担ぎ手は無言で進みます。「○○チャーン。」なんて担ぎ手の誰かを呼ぶ、沿道からの黄色い歓声と、賑やかなお囃子のスピーカーの音だけが流れます。
おんなみこし
女子高生とおぼしき、おんなみこしの担ぎ手は、やっぱり少し恥ずかしげです。ご神体も、男女同権の世にありながら、おとこみこしより数段小さめです。おっと、こればっかりは、おとこだけのもんですから、まあいいか。
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