伊豆急行の伊豆稲取駅を降りると、町中のお店につるし雛が下がっているのに驚きます。洋品店から居酒屋までほとんどのお店のショーウィンドゥや入り口の脇なんかに下げられています。
このつるし雛、今ではカルチャーセンターなんかに講座もあって、結構ブームなんですって。全国につるし雛つくりの達人がいるそうで、各地で展示会、発表会なんかが開催されているそうです。
先日は、ここ稲取で「日本三大つるし雛サミット」とやらを開催し、ウチこそつるし雛の元祖だと自慢しあったそうです。ほかの二ヶ所ってどこだったか 忘れちゃいましたが…。つるし雛の由来はさておき、展示館の雛の館なんかで見るとやっぱりお金の力っていうか、お金持ちのウチの雛はお下がりの数が多く て、それぞれに手が込んでいて、質量ともにゴージャスです。
実はこの雛まつり、どうもお隣の河津桜に便乗した?東伊豆町の、小判鮫商法じゃないでしょうかね。(これは私の一方的な想像ですが)ちょうどうまい具合に、河津桜の時期とぴったしだし…。
河津桜って行ってみると分かりますが、意外とエリア狭くて、桜並木は一時間もあれば見ちゃえるんですよね。で、せっかく伊豆まで来たんだから、ついでに…なんてお客様が、さてどのくらいいるんでしょうか?
でもこの雛祭、音頭を取ったのが誰であろうと、年々つるし雛を下げるお店が増えてきて、今年は八百屋や魚屋みたいに開けっ放しの店以外は、町中のお店がどこかに下げています。こうなると、稲取中が雛一色になって、町の人の熱気なんかが伝染して、なんだか散歩するだけでもウキウキしてきます。
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