5月15日~17日は、下田黒船祭です。いろんなイベントのうち、一番の呼び物がパレードです。そういう私も、地元にいながら、実は今回が初めての見物なんです。
パレードは、16日の午前11時半からとのことで、渋滞・駐車場探しにおびえた私は、賢くも伊豆急の午前11時20分着の電車で下田到着となりました。
出迎えてくれたのは、関守に扮した伊豆急の方でした。
黒船をバックに侍と芸者
通行手形よろしく切符を関守に渡して改札を出ると、黒船のミニチュア。その前に侍と芸者さんがたむろして、観光客とのツーショットのサービスをしていました。芸者姿のお姉さんは、背筋もそらしてご立派でしたが、裃姿のおじさんは、なんだかモジモジと恥ずかしそうでした。背も、おねえさんの方が高かった し…
なぜか装甲車が
お待ちかねのパレードはなかなか始まりません。町をウロウロしていたら、市の文化センターの前になんと装甲車が展示され、子供たちがはしゃぎながら探検していました。一体、黒船と何の関係があるのか…と腕組みをしていると、ようやくブラスバンドの音が聞こえてきました。
USネイビーボーイズ
先頭は、USネイビーです。真っ白なユニフォームに、健康優良児の立派な体格。神国ニッポンもこれじゃ戦争に負けるよなぁ…。
よく見ると、ほとんど少年と思えるボーイズが多く、そうか、米国はハイスクールを出てから、軍隊に入って学資を貯め、3年後に大学に入学するような、米国版二宮金次郎が多いんだ、と妙に関心したりしました。努力する者は必ず報われるって幻想(失礼、信念)は、国の活力の源です!
振り返れば我がニッポンの悲しき若者よ、と急に憂国の情に駆られてしまいました。
自衛隊のおねえさまたち
ところが、我がニッポン人たる誇りを満足させてくれたのが、この、自衛隊のバトンガール(って呼んで良いのでしょうか。きっと○○部隊なんて正式名称が あるんでしょうね。)のおねえさまたちでした。見物人の訳知り顔のおっさんが、「別嬪ばっかだぞぅ。」とよだれを口一杯に溜めて、くぐもった声で前宣伝していたとおりでした。 アメリカ野郎に勝った!(60ン年ぶりにもう一丁、やったろか。)と元気が出るような、勇ましくも美しい方々でした。合掌。
オープンカーも恥ずかしそう
一番笑ったのが、なぜか十数台も並んだオープンカーでした。
下田市長や駐日米公使オークランド市会議員くらいまでは分かるのですが、自衛隊、海上保安庁と続き、なんと名古屋税関のおっさんまでが、気味の悪い硬直させた満面の笑みを、車から突き出していました。
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