なんだよ~目ェ眩むんじゃんかよ。
この写真は1m以内に近づいて撮影できたので、良く見ると狸さんの輪郭が分かるでしょ。天城ハイランドの獣たちは、人間を怖がらないんですよね。だから、さわらない限り近づいても平気。
そうそう、天城ハイランドは、猟期には、「獣口密度?」が急に上がるんですよ。
獣たちも寝ますが、人間が近づくとすぐに目を開けてこちらをじっと観察しています。廻りは街路灯も無い真っ暗闇。こっちはストロボの光だけが頼りで撮影しますから、出来上がった写真は、真っくろな画面になんかキラッと光るもんが2ヶ、になってしまいます。これじゃ、相手が何なんのか全く分からない。
狸も、鹿や猪と同じに人間の出した生ゴミを狙ってはいますが、かれらより行動がスローな分、分け前にはあずかれないようです。でも、家の床下をセカンドハウスにして快適に生活していたりして、意外とかれらよりチャッカリ実利を享受しているのかも知れません。
昼の天城ハイランドはお犬様の天下ですが、夜は獣たちの王国になります。(どっちにしても、天城ハイランドでは人間たちは肩身狭く生きていかなければなりません…)
夜は、どこに居たのかとあきれるほど、そこいら中からわらわらと獣たちが出て来ます。犬たちが小屋に閉じ込められたり繫がれたりしますから、どんなにうるさく吼えられても、犬の鼻先まで近寄っては「フンッ」と平気です。
猪は、生ゴミや家庭菜園の芋を狙っていつでも忙しそうに駆け回っています。
鹿は家族で、(一見)のんびりと歩いています。人間どもがうっかり置き忘れた買い物袋(ラッキーなことって、何年たっても覚えていますね。)や家庭菜園の 野菜を捜したり、家々の玄関や勝手口をチェックしたり、ときどき、窓ガラスに鼻を押し付けて、室内を見物しています。夜、いきなりガラス越しに目が合った りすると(鹿の目は、夜は電球みたいに光るんですよ。)、人間のほうが驚いて「ギャー」と声を上げることも。
これって、もしかしたら逆動物園ですよね。
コメント