石垣には花いっぱい
東伊豆町の伊東寄りの端に、伊豆大川という、ちっぽけな伊豆急の駅があります。いちおう、大川温泉なんて看板が国道沿いに立っていますが、おっきくてメジャーな旅館なんてありません。
今はメインの道路になったR135バイパスが、波打ち際を走っていますが、平行して数百m山側に旧道があります。40年くらい前にバイパスができるまでは、この旧道が国道だったため、今でも屋並や農協、バス停は(と言っても、一日数便しか走っていませんが。)この道に沿ってあります。この道が、花いっぱい街道なんです。
どの民家の石垣も
観光バスや家族満載の1 BOXなんかが行きかうバイパスと異なり、この道は地元の方しか通らない、忘れられたような通りです。ここ大川の地形も、伊豆では当り前の傾斜地ですから、道路の路肩は石垣積みのような壁になっていて、この通りに沿って、両側に民家や農協、民宿なんかが並んでいます。
海側の家は石を積み上げて玄関の高さを通りとフラットにしていますが、山側の家は、よう壁の石垣の上に建ててあります。この山側のどの家も、石垣の上に競うように花を植えています。まるで、石垣がキャンバス代わりになった絵のようです。
私は、何回も行ったり来たり。伊豆の田舎暮らし(の特権)を満喫しています。どう、うらやましい?
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