今日は地主に頼まれて邪魔な木を伐採。これも管理の仕事です。
Cさんが天城ハイランドに永住してから数年になります。
十数年前、天城ハイランドに土地を買い求めました。街路灯が無くて、夜、満天の星がくっきりと見えたからです。そしてスウェーデンハウスを建てました。省エネ抜群なのが気に入ったからです。
初めは、奥さんと一緒に伊豆探検の基地としてときどき利用していました。
Cさんは、某大手企業のトップ営業マンでした。そのモーレツぶりは同僚や部下の語り草になるほどで、平日は接待宴会でいつも午前様。休日は接待ゴルフと19番ホールでの反省会。それこそ、寝る間も惜しんで働きました。
Cさんの持病は糖尿病でした。永らく、薬を飲みながらだましだまし付き合ってきました。当然のことではありますが、ついに主治医から、仕事か死かの決断を迫られました。そして、…Cさんは、天城ハイランドに越して来たのでした。
天城ハイランドに越して来ても、そこは根っからの営業マン。非常勤ではありますが管理会社に所属して、管理のかたわら「この枝伸び過ぎて邪魔ですね。」とか「ベランダ、これじゃ危ないですよ。」なんて仕事を取っては、「さび落とししよう会」の出番を作ります。そうそう、「さび落とししよう会」って、天城ハイランドにお住まいで昔○○だったなんて腕に覚えのある方達の、半ボランティア技能集団なんです。
天城ハイランドの朝は日の出とともに始まります。なにしろ、ほとんどのお宅で犬を飼っていますから、散歩が毎朝の日課となっているからです。Cさんも朝は5時に起きます。分譲地の見回りと愛犬の散歩、さび落とししよう会の手配とメンバーと一緒に仕事、夕方のお疲れ様ビール会、Cさんの一日は目の回る忙しさです。
そして、ある日気がついたら、あの持病の糖尿病が治っていました。最近は、忙しさにかまけ薬の服用を忘れることがしばしばだったのです。なにしろ、薬を服用しなくても支障がないのでつい…。主治医もびっくりの検査結果でした。Cさんは笑いながら言います。「一念発起で悲壮な決意をした訳なんかじゃないのに。」
Yさんの花粉症と同じく、完治の原因はよく分かりません。生活習慣が変わりストレスが無くなったとか、毎日運動するようになったからとか、しかめつらしい解説には事欠きません。しかし、一番の原因は美味しい水と空気を飲んでいるせいだ!って言いたいのですが…これもよく分かりません。
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